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トリオシステムプランズ株式会社 ZAC導入事例

  • ソフトウェア受託開発業
  • 従業員数101〜200名
  • プロジェクト別収支管理
  • タイムリーな経営判断
  • 情報の一元化
  • 中部地方

プロジェクト損益の可視化と
事務処理効率化を実現。
現状打破のために脱Excel・
パッケージ導入に踏み切った理由とは

“プロジェクト見込値の更新が徹底され、損益がタイムリーに把握できています。
Excel管理と比較してデータ収集・分析も効率的に行えるようになりました。”
──執行役員 経営管理本部 業務管理室 室長 廣瀬 浩一様

高い技術力を元にICTソリューションにおいて豊富な実績を持つトリオシステムプランズ株式会社。プロジェクト利益管理など業務管理を自社構築のExcelを中心に行っていた中で、従来の仕組みから脱却を決断し、パッケージシステム導入検討の末、ZACを選定しました。その検討背景や選定ポイント、ZACの導入効果について、執行役員 経営管理本部 業務管理室 室長 廣瀬 浩一様、システム事業本部 西日本システム事業部 名古屋システム部チーフマネージャー 百瀬 洋子様にお話を伺いました。
オロ:事業内容を教えてください。

廣瀬様・百瀬様

廣瀬様:当社は、"人に優しいシステムをつくる"という企業理念を掲げ、ICTに関わるあらゆる課題に対して最適なソリューション提供を行っています。さまざまな業種領域において、多くの開発実績があり、そのノウハウや高い技術力を元に企画・要件分析・設計・開発・導入・保守まで一貫したトータルサポートを実施しています。

プロジェクト利益管理の精度向上を目指し、
従来の仕組みから脱却を決断

オロ:ZAC導入前の課題について教えて下さい。

廣瀬様

廣瀬様: ZAC導入以前は、プロジェクト別の損益管理をExcelで行っていました。 期初から期末に向かうほど、登録されるデータが多くなることで処理が重くなり、入力者の負担になるうえ、データの収集にも苦労が多い状況でした。
また、利用していたExcelではプロジェクトの計画値を入れる欄はあったものの、計画の最終確定をする仕組みがなかったのです。なので 計画が未登録のまま進行してしまったり、内容変更があっても計画のメンテナンスが追いつかなかったり、という事象が発生していました。計画に対して実績が紐づかないため、想定よりも利益が下振れているなどのトラブルの予兆をタイムリーに捉えられず、未然に防ぐための意思決定も難しい状況でした。
当社では部門別に損益管理をしており、部門間で取引を行う社内売買を実施しています。例えば「A部門」が受注したプロジェクトを「B部門」が手伝う場合、A部門からB部門にその成果分の売上を渡すといった運用です。社内売買の仕組みもExcelで実施していましたが、 各部門で入力した「売買する金額」に不一致があり、全社集計をした際に不整合が発覚し、各部署への確認や修正作業にも手間が発生していました。
オロ:従来の管理手法からの脱却に踏み切った背景を教えて下さい。
廣瀬様:先ほどの課題の中でも、プロジェクト計画値が正確に登録されていない点について、プロジェクト利益管理のレベルを高め、見えないところで発生している損失を防ぐ必要があると考えていました。この点については、経営層も会社全体の課題であると認識しており、ワーキンググループを作り関係各所でも全社にとって必要な改善であると合意をしていきました。
これまでの仕組みの延長線上にある改善では、従来のやり方に引っ張られてしまう点もあり、いっそのこと仕組みや運用方法をガラッと変更し、再構築した方がよいと考えシステムの検討を開始したのです。

部門別の損益管理を行うために、社内売買の機能を重視

オロ:貴社のような技術力のある会社が、自社構築でなくパッケージシステムを検討したのはなぜでしょうか?
廣瀬様:自社構築という手段もあったと思いますが、自分たちで作っていくと当然メンテナンスで継続して工数が発生していきます。また、構築段階で設計なども一から行っていくとなると、期間も長くなってしまいスピード感を持った改善ができないと考えました。そういった観点から、即時適用できるパッケージシステムを導入し、利用するという方向で検討を進めていきました。
オロ:ZACを選定したポイントを教えてください。

廣瀬様

廣瀬様: プロジェクトの損益管理が可能であることはもちろん、部門間の社内売買の機能があるという点がポイントでした。 冒頭にお話ししたように、当社では社内売買の仕組みをとっており、社外との受発注管理ができることに加えて、社内売買も行い部門別の損益が把握できることは重要な要件でした。また、 ZACであれば勤怠管理・経費精算の機能も備わっており、プロジェクトの損益管理を軸にしながらも業務を一元管理できる点も評価ポイントの一つです。

ZACと意識改革の両輪で
トラブルプロジェクトが減少

オロ:ZAC導入後の効果について教えて下さい。
廣瀬様: ZACを利用することで、プロジェクト損益の実態をタイムリーに把握できています。 ZACでは受注した時点のプロジェクト計画値が保持されつつ、その計画値を元に実績の売上額を確定する仕組みになっているため、当月の実績を確定するタイミングで、翌月以降の見込値も最新に更新されるように、徹底されるようになりました。

百瀬様

百瀬様:Excelでは徹底されていなかった見込値の更新も、ZACの場合、請求・売上に繋がる仕組みになっていることで、必然的に入れていかなければなりません。当初は慣れないところもありましたが、過去プロジェクトを参照して新規登録する機能を活用することで、現在はZACへの入力も定着しています。
廣瀬様:ZACの活用と並行して別途メンバーに向けた計画見積時の意識改革も行っています。見積時のチェックを行う際に、PMP(プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル)(※1)の資格を持った社員がリスクバッファーの考え方などを伝え浸透させていくようにしているのです。
ZACでプロジェクト損益が可視化されたことに加えて、意識改革の取組みも進むことで、以前と比較してトラブルプロジェクトは減少し経営改善に繋がっています。
※1 PMP:PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。 https://www.pmi-japan.org/pmp_license/pmp/

部門間の振替処理・仕訳データの財務会計連携まで複数メリットを実感

オロ:Excel管理と比較して感じるメリットはありますか?

百瀬様

百瀬様:自分のタイミングで登録ができるようになったことです。Excelだと誰かが操作していると同時にファイルを操作することが難しいという課題がありました。またZACはクラウドシステムなので、テレワークの際に自宅からでも利用できるようになったことも便利だと感じています。
廣瀬様: 管理側としては、部門の振替処理において金額の不一致がなくなり事務コストの軽減に繋がっています。 Excelでは部門ごとに入力するブックが分かれていたために、社内売買の数字がズレてしまうことが多々ありました。その処理がZACに置き換わってからは「内部売上移動」という専用の機能によって、部門間での金額不一致がなくなりました。そのため、月末に各部署に確認をとって修正するという手間から解放されました。
また、データ収集や分析も効率的に行えるようにもなっています。Excelだと「どのデータがどこにあるのか?」を確認しながら、一生懸命収集するところから始めなければいけなかったのですが、ZAC導入後はデータの単位も統一され、すぐにアウトプット可能となりました。
関連して、財務会計ソフトとの仕訳連携にもメリットを感じています。Excelだとデータの単位を統一することが難しく、部門別など大きな単位でしか確認が難しい状況でした。一方 ZACでは、取引先単位の売上管理が明確な状態で連携されるので、財務会計上でも取引先別の入金・支払の数字など、より細かく充実した形で数字を確認できるようになりました。

xoBIosやAPI連携を活用し、独自の帳票作成を効率化

オロ:ZACとあわせて利用しているサービスはありますか?
廣瀬様:従来のExcel管理では、マクロを利用して集計帳票を作成していました。ZACの標準帳票では、従来通りの必要な集計表が全て網羅できるわけではありませんでした。そこでZAC導入後も、従来と同様の帳票が確認可能となるように、データを加工し、独自のExcel帳票を作成できる「xoBlos(ゾブロス)」(※2)を利用することにしました。
※2 xoBlos(ゾブロス):デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社が提供するExcel業務改善ソリューションです。 https://www.xoblos.com/

ZAC導入zac_logo.png3つの効果

見込値の更新が徹底され、
プロジェクト損益がタイムリーに可視化

損益・原価進捗の実態を捉えることが可能になり、トラブルプロジェクトの減少に貢献

部門別採算のための機能活用で事務工数を削減

「内部売上移動」機能を活用し、部門間振替処理において、金額不一致の発生リスクがなくなり、確認・修正の手間から解放された

データの形式が統一化され
データ収集・分析を効率的に実現可能に

案件別の売上・支払データなど形式が統一され、すぐにアウトプット可能に仕訳連携されることで、財務会計上でも取引先別の入金・支払データなど、より精緻な情報が可視化された

オロ:最後に今後ZACに期待する点があれば教えてください。

廣瀬様

廣瀬様: ZAC上にデータの登録が進んできましたので、今後、より一層データの活用をしていければと考えています。データの利活用という観点で、ZACからアウトプット可能なデータ項目の拡充やAPIの機能拡張を図っていただけたら幸いです。
また、プロジェクトに対して付与できる情報項目の追加がより柔軟に可能となることにも期待しています。当社のように受託請負型のビジネスだと管理すべき日付情報なども多く、追加で登録した日付に対してアラート機能などが強化されていくと理想的ですね。
オロ:ZACがご期待に添えるように今後も尽力してまいります。本日はありがとうございました。

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ZACはIT、クリエイティブ、コンサル業をはじめとした知的サービス業を中心に1,000社を超える企業様に導入いただいています。
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トリオシステムプランズ株式会社 会社概要

事業概要:
トリオシステムプランズは、"人に優しいシステムをつくる"という企業理念を掲げ、ICTに関するあらゆる問題や経営的課題に対し、高い技術力と豊富な経験から知恵とアイデアを駆使して最適な解決策を提示しています。
所在地:
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄1-23-28 トリオグランディールビル
設立:
1996年9月
URL:
https://www.trio.co.jp/index.html
社員数:
200名(2024年2月1日現在)
インタビュー協力:
執行役員 経営管理本部 業務管理室 室長 廣瀬 浩一様
システム事業本部 西日本システム事業部 名古屋システム部 チーフマネージャー 百瀬 洋子様
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