SEOに重要なクエリとは?4種類の検索意図(インテント)
デジタルマーケティングでは、よく「クエリ」という言葉を耳にします。SEOはもちろん広告、SNSの領域において、検索クエリはユーザのニーズを紐解く、重要な要素となります。そこで今回は、検索クエリの概要、分類、調査方法についてまとめました。

SEOに欠かせない検索クエリとは?
検索クエリとは「ユーザーが検索窓に入力した語句」のことを指します。一つの単語だけでなく、単語の組み合わせなど、文字列も含みます。英語のクエリ(query)から外来した言葉で、問い合わせ、疑問とも意味します。
この検索クエリは、デジタルマーケティングで、ユーザーのニーズを測る、大変重要なものになります。
クエリとキーワードの違い
「検索クエリ」と似ている用語に「キーワード」がありますが、異なるものです。
「検索クエリ」が、ユーザーが検索窓に入力した語句を指すのに対して
「キーワード」は、サイト担当者が施策で用いた語句になります。
ユーザーかサイト担当者かどちらの目線のものなのか、いずれも広告出稿のキーワードやコンテンツ作成の軸キーワードを決定する上で必要な情報になります。
クエリ=ユーザーの検索意図(インテント)の重要性
クエリは、ユーザーの検索意図(インテント)を表すものです。
例えば、コートを買いたい人は、「コート レディース」と検索する場合が多いですが、コートについて知りたい人は「コート 種類」などと検索するでしょう。
「ユーザーが何に関心があるのか?何をしたいのか?」、その検索意図(インテント)を知ることで、間違いなくマーケティング戦略に役立てられます。
2015年Google提唱のクエリの4つの検索意図(インテント)
その検索意図(インテント)について、Googleは4つの種類があると提唱しています。

■参考:Google公式|すべてのマーケターが知っておくべき 4 つの新たな瞬間
具体的には
1.Knowクエリ(知りたい)
2.Goクエリ(行きたい)
3.Doクエリ(やりたい)
4.Buyクエリ(買いたい)
の4つに分類されます。
1.Knowクエリ(知りたい)
Knowクエリとは、「何かを知りたい」という検索意図(インテント)が含まれる語句となります。
例えば、「秋分 いつ」、「オーストラリア 時差」などがあげられます。特に、「xx とは」のようなKnowクエリに対して、Googleは強調スニペットの形で答えを一番上位に表示させる傾向があります。
例)「秋分 いつ」検索結果

2.Goクエリ(行きたい)
Goクエリとは、「どこかへ行きたい」という検索意図(インテント)が含まれる語句となります。
例えば、「近くの ラーメン屋」、「骨折 外科」などが挙げられます。この場合、検索ユーザーからの距離や時間などが表示されるローカルパックが上位に表示されることが多いです。
例)「近くの ラーメン屋」検索結果

3.Doクエリ(やりたい)
Doクエリとは、「何かをしたい」という検索意図(インテント)が含まれる語句となります。
例えば、「ディズニーランド 予約」、「チケット 問い合わせ」など、何か行動を起こす時に検索するクエリとなります。
例)「ディズニーランド 予約」検索結果

4.Buyクエリ(買いたい)
Buyクエリとは、「何かを買いたい」という検索意図(インテント)が含まれる語句になります。
例えば「イヤホン ワイヤレス」、「ビタミン サプリ」など、明確な購買意識が見られる語句に対して、Googleはリスティング広告や自然検索の結果より、ショッピング広告を最初に表示させるケースが多いです。
また、Amazonや楽天など、ネットショッピングのウェブサイトも上位表示されるようになっています。
例)「イヤホン ワイヤレス」検索結果

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2002年 Andrei Broder提唱のクエリの4つの検索意図(インテント)
先述では、2015年にGoogleが提唱し、今日に至るまで汎用されている4つの検索意図(インテント)について紹介しました。
しかし、実はそれ以前の2002年に、Googleの科学者でもあるAndrei Broderがすでに検索意図(インテント)について言及しています。
現在の検索意図(インテント)の元にもなるため、こちらで紹介していきます。
1.インフォメーショナルクエリ(情報型クエリ:Knowクエリ)
2.ナビゲーショナルクエリ(案内型:Doクエリ)
3.ビジットインパーソンクエリ(エリア型:Goクエリ)
4.トランザクショナルクエリ(取引型:Buyクエリ)
1.インフォメーショナルクエリ(情報型クエリ:Knowクエリ)
インフォメーショナル(informational)クエリは、いわゆる情報型クエリ=Knowクエリになります。
ユーザーが最も使用するクエリとされ、SEO・コンテンツマーケティングにおいて狙い目となる場合が多いです。
2.ナビゲーショナルクエリ(案内型:Doクエリ)
ナビゲーショナル(navigational)クエリは、案内型クエリとなり、「何をしたいか」明確に決まっている時入力するクエリのことを指します。例えば、「楽天」や「iphone」などのブランド名や指名キーワードになる場合が多いです。
3.ビジットインパーソンクエリ(エリア型:Goクエリ)
ビジットインパーソン(visit in person)クエリは、エリア型クエリ=Goクエリに近いものとなります。「○○へ行きたい」という意図のキーワードになります。
4.トランザクショナルクエリ(取引型:Buyクエリ)
トランザクショナル(transactional)クエリは、取引型クエリとなります。
Buyクエリに近いもので「○○を買う」「○○を予約する」など、具体的な行動を起こしたいユーザーが検索するクエリとなり、キーワードに対して適切なコンテンツを持つ場合、コンバージョンに変わりやすいクエリ群となります。
検索意図(インテント)をSEOに活かすポイント
SEO施策の際に、ユーザーの検索意図(インテント)を調査することは大きなポイントとなります。
検索エンジンはユーザーが入力したキーワード(クエリ)から、アルゴリズムを用いてユーザーの検索意図(インテント)と最もマッチしているサイトを上位に表示させる仕組みになるため、検索意図(インテント)に沿うコンテンツを作ることが大事になります。
検索意図(インテント)を調べる方法
検索意図(インテント)については、Googleのツールでは調べることができないため、
①実際にキーワードを検索して、検索結果から上位表示されているサイトの性質や傾向をみる
②外部のツールをを使用する
の二通りの方法しかありません。
一つ一つのキーワードを分析するのは、なかなか労力を要するため、ここではおすすめな外部ツールを紹介します。
検索意図(インテント)調査ができるツール【Semrush】

Semrushも、Googleが提唱した4つのクエリ種類と同様に、キーワードごとの検索意図(インテント)を
1.「I」→Informational(情報目的)=Knowクエリ
2.「N」→Navigational(ナビゲーション目的)=Goクエリ
3.「T」→Transactional(取引目的)=Doクエリ
4.「C」→Commercial(商業目的)=Buyクエリ
の4種類に分類しています。
また同時に検索ボリュームや推定CPC、KD(対策難易度)なども一瞬で洗い出すことが出来ます。
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1キーワード1ページルールについて
SEOの世界では「1キーワード1ページ」ルールが提唱されています。
「とあるキーワードの対策は、単一ページのみで行う」というものですが、SEO対策を進める中で、キーワードが重複してしまっても問題ないのか?それとも他ページで順位のついているキーワードは避けるべきなのか?、と疑問を抱く人は多いでしょう。
検索クエリの検索意図(インテント)が明確な場合は1キーワード1ページで問題ありませんが、キーワードの対策は検索意図(インテント)ごとにするべきなので、複数の意図を持つキーワードである場合、1キーワード複数ページとなります。
例)「Apple」キーワードの検索意図

例)「Apple」キーワードの場合

その場合、検索クエリに対して最適な内容を作るだけでなく、ユーザーが求めている情報以上に必要な情報を伝えることも、SEOにおいて上位表示されるコツの一つとなるでしょう。
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検索クエリを確認できる6つのツール
検索意図(インテント)の調査には、検索クエリを知ることが必須ですが、検索クエリの調査にはツールが必須です。
ここでは、検索クエリを確認できる6つのツールを紹介します。
1.Googleサーチコンソール
2.Googleアナリティクス4
3.Google広告
4.キーワードプランナー
5.Yahoo!広告
6.Semrush
1.Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールは、Googleで検索されたキーワードのうち、自然流入してきたキーワードのクリック数、表示回数などを確認することができます。Googleサーチコンソールにログインし、「検索パフォーマンス」項目の「クエリ」タブで見られます。

2.Googleアナリティクス4
Googleアナリティクス4は、事前にGoogleサーチコンソールと連携すると、Googleで検索されたキーワードについて、広告とオーガニック、それぞれ流入してきたキーワードを確認できます。ただし、自社サイトに流入してきたキーワードのみ確認できるため、そのほかにユーザーはどのようなクエリで検索しているのかは見れません。

3.Google広告
Google広告では、リスティング広告に出稿するキーワードを設定するだけでなく、実際どのキーワードのパフォーマンスがいいのかも確認できます。Google広告の管理画面から「キーワード」項目の「検索語句」タブから見られます。

4.キーワードプランナー
キーワードプランナーはGoogle広告の中で、新しいキーワードを見つける時に使うツールとなります。特定のキーワードに対して、それと関連するキーワードをリストアップしてくれます。検索ボリュームや年間の検索トレンドなども確認できます。ただし、図のように、「ダイエット」というキーワードに対して、「太もも 痩せ」、「ファスティング」など、必ずしも「ダイエット」が入っているとは限らず、あくまでも関連性のあるキーワードが出てきます。

5.Yahoo!広告
Yahoo!広告では、Yahoo!検索エンジンで検索されたキーワードのうち、広告からの流入キーワードを確認できます。方法として、Yahoo!広告の管理画面で「検索クエリー表示」タブで見られます。
6.Semrush
Semrushでは、日本約5億の検索クエリのうち、4億のデータベースを保持しています。キーワードプランナーと同じように、特定キーワードに対しての関連語句を調査することができます。
左側のグルーピングボックスでは、指定キーワードと一緒に検索される件数の多いキーワードをボリューム順で確認できるため、どの組み合わせが一番需要が大きいのかも確認できます。

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まとめ
今回は、SEOクエリの種類、検索意図(インテント)とSEOの関係やクエリの確認方法について紹介しました。大きく分けて「知りたい(Knowクエリ)」、「行きたい(Goクエリ)」、「やりたい(Doクエリ)」、「買いたい(Buyクエリ)」の四つのクエリがありまして、ユーザーの検索クエリをより多く知ることと、検索意図(インテント)を調査することは、マーケティングにおいて重要なポイントとなります。
検索意図(インテント)に沿った施策を行うことによって、検索エンジンにより評価され、ウェブマーケティングパフォーマンス向上にも繋がるでしょう。
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